UE4 リダイレクタ(Redirector)
・リダイレクタ
https://docs.unrealengine.com/latest/JPN/Engine/Basics/Redirectors/index.html
リダイレクタがなにかというと
とあるように、UE4 でアセットを移動したり名前の変更をすると、元の位置に 'Redirector' が残されます。これは現時点で読み込まれていないものの、このアセットを参照するパッケージが変更先を検出するためのものです。早期に命名システムを選出して、その方法にこだわった命名をすることにより、リダイレクトにまつわる問題を回避することができます。
アセットなどに対して参照があり、
その元のアセット名の変更などが起きた場合にその参照先が記述してあるファイル。
といったもののようです。
これで自動的に参照を解決してくれるみたいですね。
ただ、これは「リダイレクタ」というファイルが新たに生成されてしまいます。
こういったこともあるということですね。オブジェクトを作成して名前を変更した後に、元のオブジェクト名と同じ名前で新規にオブジェクトを作成するとエラーが発生します。理由は最初のオブジェクトの名前変更時にリダイレクタが作成されたからです。リダイレクタとリソースは同じ名前を持つことができません。問題を解決するには「FixupRedirects」コマンドレットを試してください。
一時的にリネームして同じ名前のアセットをファイルを作ろうとするとおきたります。
ここらへんについてはこちらが参考になります。
・[UE4] リダイレクター ~消えないゴミファイルの謎~
http://historia.co.jp/archives/1028
こういう問題がでてきたりもします。このリダイレクターは、リネームやファイル移動の際、リンクが切れないように計らってくれるとても大事なファイルです。何かしらの理由でリネームやファイル移動の際に、別ファイルからMT_TESTに張ってあるリンクをMT_TEST2に書き換えられない場合、そのままだとリンクが切れてしまいます。それだと困るので、このMT_TESTが参照された際に「このファイルはMT_TEST2に既にリネームされたよ」とリダイレクトしてくれるのです。
よって、ソースコントロールを使って複数人で開発している時、リダイレクターが出来たらこれも一緒にコミット(SVN)/チェックイン(P4)しなくてはいけません。
リダイレクタは便利な機能なのですが、
Perforceなどでファイル管理をしている場合、リダイレクタを解決せずに
アセットファイルを上げてしまうと
ちゃんと参照できないといったことも多々起きてしまうので注意が必要ぽいですね。
ちなみにリダイレクタファイルが存在するかどうかは
コンテンツブラウザのフィルタの設定で見ることができるようになります。

こんな感じで「リダイレクターを表示」にチェックを入れます。
すると、こんな感じでリダイレクターが表示されます。

リダイレクタファイルができてしまった場合に修正する方法は以下のものがあるみたいです。
詳しくはhistoriaさんのブログを見てもらった方がよいのですが方法その1: コンテンツブラウザから解消する(フォルダーから一括)
方法その2: コンテンツブラウザから解消する(ファイルごと)
方法その3: コマンドレットから一括で解消する
とりあえず方法1の場合はコンテンツブラウザのフォルダを選択して
右クリックのメニューの「フォルダでリダイレクタを修正」を選択します。

これでリダイレクタファイルがなくなり修正されます。
ちなみにリダイレクタファイルが作られるのはこういったときのようです。
参考:リダイレクターが作成される条件(一部未検証)
リダイレクターはいつも作成される訳ではありません。主に次の場合に作成されます。
変更対象のアセットが、Map(Level)から参照されている
変更対象のアセットを参照しているファイルが、読み取り専用になっている
※検証しきれていません※ ソースコントロールを使用している(有効にしている)時。特定のソースコントロールのみかもしれません。
あと、こういったことが書かれているようなので
ある程度の期間ごとにちゃんとリダイレクタを修正したほうがよさそうですね。
Epicのドキュメントによると、2週間に1度くらいきれいにした方が良いと書いてありました。ファイルが荒れる前に解消しましょう。
| UE4 | 12:05 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑
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| | 2017/06/07 13:45 | |